第6回会合:老舗玩具店の事業承継をデザイン

1月定例の風景

今回の研究会は、事業継承を検討中である、上野にある老舗玩具店の事例をもとに、冨坂会員より発表してもらいました。老舗玩具店ということで、街中の小さな玩具屋さんをイメージしていたのですが、実態は、駅前に自社ビルを持つ大きな店構えのお店で、以前は全く別の商売をやっていたのを、現社長の代で玩具店に転換後大きく成長した企業でした。

と言うことで、研究会の中でも「電車から見えますよね」とか「知っている」といった声もちらほら聞こえてきました。

発表は冨坂会員が事業継承を進めることを想定してデザインシートを作成してみた結果を発表してもらい、各メンバーから事業継承に対するアイデアや、そもそも事業承継を進めるケースでのデザインシートの使い方についての質問や意見を自由に語り合う形になりました。

特に、事業承継の場合は現状を現社長が、未来を承継者が一緒に作りながら進めるといいのではと言う話が以前からありましたが、どうしても現社長が作り上げてきた流れに囚われてしまい、うまくビジョンを描けないケースが出てくると言うことを今回は考えさせられました。逆に、ジャンプするためには「これまで」を書かないことも一つの方法ではと言う意見まで。

活発な意見交換で今回も時間いっぱいになりました。まだまだ使い方には改良が必要そうですね。