第10回会合:価値をデザインする〜リ・ルネサンス時代の未来考古学〜

 6月24日の研究会は、デザインシート自体を作成された内閣府の宇津木さんを招いて、その裏話や研究会メンバーも使っている中で疑問に感じたことなどをぶつける会となりました。
当初は、3月に予定していたのですがコロナで開催でず、ようやく6月にひらくことができました。とはいえ、ソーシャルディスタンスを守って半分の方はオンライン参加です。
(僕個人としては、こういう会のオンライン配信をほぼぶっつけでやることになったので、良い経験になりました。知的資産的には構造資産を高められたかなと・・・。その代償として写真を撮れなかったので今回は写真なしです。。。)

 事前やりとりで「一方的な勉強会の場なのか、相互で発想を生み出す場なのか?」という問いかけがあったのですが、私としてはせっかくの機会なので「相互で発想を生み出す場として欲しい」という話をしていました。

 特に今回大きなトピックだったのは、デザインシートの「これまで」の部分の取扱です。人によってはジャンプする発想では不要という人もいれば、長い歴史がある企業はこの部分を捨てて新しいことをやる風にはなかなかならないのではという話まで。ここは、デザインシートが作られた背景にある、世界の中で新しいことを生み出す文化を作っていくという視点では、「これまで」に囚われすぎるとマイナス面が多いけど、実際の企業が使う場合や金融機関等がリスクを判断する場合には、今までの実績を参考にするのでどうしても「これまで」が重要視されるという話が印象深かったです。

 また、デザインシートの使い方に対する疑問も多く上がっていましたが、最終的には使い手が信じた使い方が正解という部分も、納得いくものでした。(どうしても答えを探しがちになるけれどこの点は反省)

ここに書ききれないくらいたくさんのトピックが飛び交っていました。研究会内での対話ももっと活発にしていきたいと感じたカイチョーだったのでした・・・・