第8回会合:金属加工業の知的資産報告書作成事例

第8回目の研究会はコロナ感染で集会ができない中、4月22日(水)にオンラインにて開催しました。

 今回は、診断士が協力して短期間で特定の企業を支援する「実務従事」の開催報告です。
「実務従事」というのは、診断士の資格維持のための制度です。診断士は5年間に30日以上の経営診断に従事しないといけませんが、企業内診断士の場合は個人で経営診断を行うことが難しいため、実務従事を活用して経営診断を行っています。

 今回報告された実務従事は、去る1月〜2月に当会のメンバーが参加した金属加工業の知的資産報告書作成事例になります。今回は、その知的資産経営報告書にあわせて経営デザインシートも作成したところが特徴的です。この二つを合わせて作成するときにどのように作成したのか?どういうところが気づきだったのかといことを中心に意見交換されました。

今回の中で気になったコメントは以下の通り
 ・知的資産報告書を書く時にはアクションプランを作らない。
 ・通常の診断報告書はダメ出しする報告書に対するアクションプランを考える。
 ・デザインシートはダメ出しというよりは知的資産の考え方をベースにやっていたので改善よりはどうやって価値を生み出すかのアクションプランと考えていた。
 ・一応知的資産経営報告書もクロスswotまではやるが合う時と合わない時があると思う。

また、意見交換をしていくうちに、コロナ後の社会を見据えて知的資産経営の活用方法を今後考えていく必要があるのではないかと言うのも出てきましたので、5月の予定を変えてコロナ後のことを考える会を行おうと思います。

次回は5/27にオンラインの予定です。